ロジャーが待てなかった”時”とは?

急ぎすぎたロジャーが待てなかった”時”

『なぜロジャーは世界をひっくり返せなかったのか?』に書かせていただいたように世界をひっくり返したかったゴール・D・ロジャーが自らの命があるうちに世界をひっくり返せなかったのは、世界をひっくり返せる条件が揃う”時”を彼が迎えることができなかったためだと思われます。

では、ロジャーが迎えられなかった”時”とは何だったのでしょうか?

この件については

1 ロジャーはポセイドンに会えなかった

2 ロジャーは心を”ひとつなぎ”にできなかった

3 ロジャーは”約束の時”を迎えられなかった

という3方面からの考察をしていきたいと思います。

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1 ポセイドンに会えなかった

ロジャーが生きていたのはポセイドン不在の時代

古代兵器ポセイドンは海王類を動かす力を持った人魚でリュウグウ王国の王女しらほしが、ポセイドンとして覚醒しています。

ロジャーは空島の歴史の本文(ポーネグリフ)によってポセイドンの在り処が魚人島だということを知りました。そして、ロジャーは魚人島を訪れていますが、その時にはまだ しらほしは生まれていませんでした。

もしも、世界をひっくり返すためには古代兵器ポセイドンの力が必要不可欠なのだとしたら、ポセイドン不在の時代に生まれ、死んでいったロジャーは、”時”に恵まれなかったために世界をひっくり返す力を手に入れられなかったということになります。


2 心を”ひとつなぎ”にできなかった

急ぎすぎたロジャー

ロジャーの右腕でロジャー海賊団の副船長だったシルバーズ・レイリーは、ニコ・ロビンに「…あなた達は900年前に始まる”空白の100年”に世界に何が起きたのかを知ってるの!?」と訊かれた際に

「…ああ知っている 我々は歴史の全てを知った…」

「………-だがお嬢さん……… 慌ててはいけない……… キミ達の船で… 一歩ずつ進みなさい」

「我々もまた……… ”オハラ”もまた… 少々… 急ぎすぎたのかも知れん…」

と語っていました。(ワンピース52巻 第507話)

このレイリーの言葉は「我々もオハラも急ぎすぎたために世界をひっくり返せなかった」と言っているもののように受け取れます。

ロジャーとロジャー海賊団が急ぎすぎたのだとすれば、それはロジャーが不治の病に侵されために生きられる時間が限られてしまっていたためだと思われますが……もしも急ぎすぎさえしなければロジャーは世界をひっくり返せていたということになります。

オハラの考古学者たちは、空白の100年に何があったのかを明らかにしようとしていました。そして、その歴史とともに、かつて存在した巨大な王国の存在と思想が明らかになることが世界政府には脅威だったようです。

滅んだ巨大な王国の存在と思想を世界中の人々が知った時、天竜人が頂点に立ち、世界政府が支配する世界の体制がひっくり返ることになったのでしょうが……オハラの考古学者たちは真実の追及を急ぎすぎたために世界政府によって”オハラの悪魔”として滅ぼされてしまいました。

もしも、オハラの考古学者たちが急ぎすぎず(焦らず、もっと慎重に)世界政府に目をつけられずに歴史の本文(ポーネグリフ)の研究を進めていたら、歴史の謎が明かされ、滅んだ巨大な王国の存在と思想が人々の知るところとなり、その結果、”ひとつなぎ”になった人々の心によって世界はひっくり返ったのかもしれませんね。

では、ロジャーはどうだったでしょうか?

ロジャーは歴史の全てを知っても世界をひっくり返せなかった

オハラの考古学者たちでさえ歴史の全てを知ることはできなかったわけですが、万物の声を聞けたロジャーは歴史の全てを知りました。(ワンピース52巻 第507話)

それでもロジャーは世界をひっくり返せなかったわけです。世界政府がバスターコールを発動してまでオハラの考古学者たちに知られること(考古学者たちに知られたことによって世界中の人々に知られること)を防ごうとした歴史の全てを知ったはずなのにロジャーには世界をひっくり返すことができなかったわけです。これはなぜななのでしょうか?

世間の評判は最悪だったロジャー

モンキー・D・ガープは、ロジャーのことを「世間の評判は最悪でも仲間からの信頼は絶大」と語っています。(ワンピース60巻 第588話)

子供の頃のエースにもしもロジャーに子供がいたらと尋ねられた大人たちは

「そりゃあ”打ち首”だ!!!」

「世界中の人間のロジャーへの恨みの数だけは針を刺すってのどうだ?」

「”火炙り”にしてよ…!! 死ぬ寸前のその姿を世界中の笑い者にするんだ!! みんなが言うぞ……!! 「ザマァみろ」って ぎゃははは」

「遺言はこう言い残して欲しいねェ 「生まれてきてすみません ゴミなのに」まァいるわけねェが」

などなどと言っていました。(ワンピース59巻 第574話)

ロジャーは仲間から絶大の信頼を得ていても、世間の人々からの評判は最悪で……世界中の人々を敵に回してしまっていたと言ってもいいようですね。

そうだとすれば、そんなロジャーが世界政府がひた隠しにしてきた歴史の全てを公開したとしても人々の心を”ひとつなぎ”にすることはできなかったのではないでしょうか。

せっかく偉大なる航路(グランドライン)制覇を成し遂げ、歴史の全てを知ったのに急ぎすぎた航海(あるいは急ぎすぎた生き方)のために世界中の人々を敵に回してしまったためにロジャーには人々の心を”ひとつなぎ”にして世界をひっくり返すことができなかった。そういうことなのかもしれません。


3 ”約束の時”を迎えられなかった

ジョイボーイの代わりにはなれなかったロジャー

古代兵器ポセイドンとしての力を覚醒させた しらほしの心の声に応え、ノアの落下を止め、魚人島の危機を救った海王類たちは、ボロボロになってしまった方舟ノアのことを心配し

「直るかな」

「直るといいね

「約束の時までに」

と心の声で話していました。(ワンピース66巻 第648話)

この約束の時とは、空白の100年に実在した人物ジョイボーイに代わり、誰かがジョイボーイが魚人島と交わした約束を果たしにやって来る”時”のことで、その時にノアは使命を授かるといいます。(ワンピース66巻 第649話)

巨大な方舟ノアが使命を授かるのは、世界がひっくり返るような大異変が起きる時ではないかと予想できます。たとえば、東西南北に分かれている海が”ひとつなぎ”になるとか大陸が”ひとつなぎ”になるといった天変地異といってもいいような大異変が起きるのかもしれません。

これについては

1 その大異変を起こすためにポセイドンの力が必要

2 大異変を起こした後、誰かを救うためにポセイドンの力と方舟ノアが必要

という二つのことが考えられますが、そのどちらであってもポセイドンの力は必要になってきますね。やはり、ポセイドン不在の時代に生き、死んでいったロジャーは”時”に恵まれなかったということになるのかもしれません。

続けて『海賊王ロジャー3 ロジャーは大秘宝を手に入れたと思われている??』をご覧ください

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