ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究 悪魔の実の能力の覚醒とはいったい何なのか?
ワンピース考察・研究 悪魔の実10
悪魔の実の能力の覚醒とは何なのか?
悪魔の実の能力の覚醒は稀にしか起こらない
覚醒した悪魔の実の能力者だったドンキホーテ・ドフラミンゴは
「いいか ひよっこ ”悪魔の実”の能力には まだ「覚醒」という上の世界(ステージ)があるんだ…!!!」
「能力は稀に「覚醒」し己以外にも影響を与え始める!!!」
と言っていました。(ワンピース78巻 第785話)
ドフラミンゴのこの言によって悪魔の実の能力の「覚醒」が稀に起こるという事だけはわかりましたが……その稀に起こる悪魔の実の能力の「覚醒」とは何なのかという事の詳細まではわかりませんでした。
覚醒すると己以外にも影響を与える悪魔の実の能力は超人系
ドフラミンゴは「能力は稀に「覚醒」し己以外にも影響を与え始める!!!」と言っていましたが、これはあくまで超人(パラミシア)系の場合の事であって、動物(ゾオン)系の場合はそうではないでしょう。
大監獄インペルダウンの獄卒獣たちは、覚醒した動物(ゾオン)系の能力者でしたが、そのウリは異常なタフさと回復力であり(ワンピース56巻 第544話)特に能力が周囲に影響を与えていたとは思えませんでしたからね。
●動物(ゾオン)系の覚醒した能力者は異常なタフさと回復力を持つようになる
●超人(パラミシア)系の覚醒した能力者は自分以外の周囲に影響を与えるようになる
という事なのでしょうか?
己以外に影響を与える超人系の悪魔の実の能力者が皆、覚醒しているわけではない!?
自分以外の周囲に影響を与える超人(パラミシア)系の能力者が皆、覚醒しているのかというと、それは違うと思います。
●ホロホロの実の能力者=ペローナ
操るゴーストに触れた者をネガティブにできる
●メロメロの実の能力者=ボア・ハンコック
メロメロ甘風(メロウ)で相手を石化させる
●ホルホルの実の能力者=エンポリオ・イワンコフ
相手のホルモン活動を自在に操作し、性を変えたり、ダメージを治癒させたりできる
などは、能力を覚醒させて自分以外の周囲に影響を与えるようになったわけではなく、元々彼らの能力は自分以外の周囲に影響を与えられるものだったのではないでしょうか。
確かにドフラミンゴは「能力は稀に「覚醒」し己以外にも影響を与え始める!!!」と言っていましたが、これは正確には「元々己にしか影響を与えなかった超人(パラミシア)系の能力が稀に「覚醒」し己以外にも影響を与え始める事がある」という意味であり、【自分以外の周囲に影響を与える能力者=覚醒した能力者】というわけではないと思うんですよね。
そうでなければ、上記のペローナ、ハンコック、イワンコフもそうですが、
●ノロノロの実の能力者=フォクシー
ノロノロビームを浴びた相手の動きを30秒間、鈍くしてしまう
●サビサビの実の能力者=シュウ
触れた金属を錆びさせてしまう
なども皆、覚醒した能力者ということになり……能力の覚醒は特に稀ではなく、よく起こっているということになってしまいます。
さすがにそれは絶対にないでしょうから、やはりドフラミンゴの言は「元々己にしか影響を与えなかった超人(パラミシア)系の能力が稀に「覚醒」し己以外にも影響を与え始める事がある」という意味だと解釈してよいでしょう。
では、悪魔の実の能力の覚醒とは結局何なのか?
能力の覚醒によって動物(ゾオン)系の悪魔の実の能力者は異常なタフさと回復力を持つようになり、元々己にしか影響を与えなかった超人(パラミシア)系の能力者は己以外にも影響を与えるようになるのだとしたら……結局、能力の覚醒とはどんなものだと定義できるでしょうか?
覚醒と一言に言っても動物(ゾオン)系の能力者と超人(パラミシア)系の能力者では、その覚醒の内容が全く異なるわけですよね。
それに動物(ゾオン)系の能力者の覚醒が「異常なタフさと回復力を持つようになる」というものだけだとは限りません。
結局、悪魔の実の能力の覚醒とは、能力を上の世界(ステージ)に高めることであって、その高め方は、能力・能力者ごとに千差万別だということになりそうですね。
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