ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究 ロジャーの年齢が77歳とされていた意味とは?
ワンピース考察・研究 海賊王ロジャー6
ロジャーの年齢が77歳という謎
現在、ロジャーがもしも生きていたら77歳だったのだろうが…
ジャンプ・コミックス『ONE PIECE』(ワンピース)82巻64ページに掲載されているSBSで「シルバーズ・レイリーの歳を教えてください」という読者からの質問に尾田先生は「78歳です」と答えておられます。
そして、さらに「ついでに言うと、ロジャー(77)ガープ(78)センゴク(79)おつる(76)です」と年配キャラたちの年齢も明かしておられます。
気になるのは、ロジャーの年齢が「生きていれば」などの説明が特に何もなく77歳となっていたことです。
ロジャーと同年代と思われるレイリー、ガープ、センゴク、おつるの年齢が皆、現在七十代の後半なのですから、77歳というロジャーの年齢は現在生きていた場合の年齢のはずです。
まさか……24年前にローグタウンで処刑されたはずのロジャーが、実はどこかで生きていて現在77歳になっているという事ではないですよね?
ロジャーは「おれは死なねェぜ」と言っていた
ロジャーが、相棒であり片腕であったレイリーに言った最後の言葉は
「おれは死なねェぜ……? 相棒…」
というものでした。(ワンピース52巻 第506話)
やはり、死んだと思われているロジャーは実は死んでいなかったのでしょうか?
いえいえ、そんなことはないはずです。なにしろロジャーに直接「おれは死なねェぜ……? 相棒…」と言われたレイリーが「ロジャーは死んだのだ」とハッキリ言っているんですからね。(ワンピース52巻 第506話)
それに他ならぬロジャー自身が、白ひげエドワード・ニューゲートに「お前が死ぬって? ロジャー……」と訊かれて
「-ああ もう長くねェ」
と応えていたことがあった(ワンピース59巻 第576話)くらいですからね。
処刑されなくても病の為に余命僅かとなっていたロジャーが、実は24年もずっと生き続けていたなどということはあり得ないでしょう。
では、なぜロジャーの年齢が77歳となるのか?
ロジャーが24年前に死んだのは間違いないと思います。少なくとも肉体の死を迎えたことは絶対に確かだと思います。
しかし、尾田先生が、SBSに「ロジャー(享年54)」とはせずに「ロジャー(77)」と記されたことには何らかの意味があったのではないかとも思います。
もしかしたら、尾田先生は【ロジャーは肉体の死を迎えたが、魂はこの世界に留まり、じっとどこかで誰かが来るのを待っている】という事をロジャーの年齢を77歳とすることによって暗示しておられたのではないでしょうか?
ヨミヨミの実の能力者ブルックが、一度死に、能力が発動した時のことを語ったことによって
●肉体が死を迎えた後、そこから魂が抜け出す
●生きている者たちの世界=現世とは別に死を迎えた肉体から抜け出した魂の行く先である黄泉の国がある
ということが判明しています。(ワンピース46巻 第443話)
ロジャーの魂はラフテルで誰かを待っているのか!?
もしも、ロジャーの魂が、黄泉の国へは行かず、この世界のどこかで誰かがやって来るのを待っているのだとしたら
●その場所はラフテル
●待っているのは自分の意志を継いだ者
なのではないでしょうか。
そう言えば、死を間際にした白ひげエドワード・ニューゲートは、黒ひげマーシャル・D・ティーチに
「お前じゃねェんだ………」
「ロジャーが待ってる男は… 少なくともティーチ お前じゃねェ…」
と言っていましたね。(ワンピース59巻 第576話)
続けて『海賊王ロジャー7 ロジャーの万物の声を聞く力は見聞色の覇気とは別モノ?』をご覧ください
『ワンピースネタバレ1118話 鉄の巨人は海に沈んだが…』はこちらから
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