ナミはなぜ二つの分野で天才ぶりを発揮できるのか?

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海図を描かせても、天候の変化を察知させても天才なナミ

【ナミの天才ぶりに目をつけた者が強引に彼女を自分の下に置こうとする。しかし、ルフィと麦わらの一味が、それを許さず、ナミを救い出す】

こういうストーリーの話が二つありましたね、

一つは「アーロンパーク編」、そして、もう一つは映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』です。

「アーロンパーク編」では、アーロンはナミの見事に海図を描く測量士としての能力に目をつけ、卑劣な手段を使って、彼女が自分の下から逃げられないようにしました。

『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』では、金獅子のシキがナミの天候の変化を察知する優れた能力に目をつけ、彼女を自分の手元に置こうとしました。

注目すべきは、アーロンとシキでは、ナミのどんな能力に目をつけたのかが違っていることです。

アーロンが目をつけたのは、ナミの測量士としての能力で、シキが目をつけたのは、ナミの天候の変化を察知する能力です。

つまり、ナミは、異なる二つの分野で天才的な能力を発揮しているわけです。


天はニ物を与えたのか?

ナミは異なる二つの才能に恵まれていたのか?

ナミが持つ測量士としての才能と天候の変化を察知する才能は、それぞれ全く異なる才能なのでしょうか?

もしも二つの才能が全く別のものだとすれば、ナミは生まれながらに天才的な才能を二つも持っていたということになります。

おそらくナミは、誰かから海図の描き方を教わったわけではなく、独学で海図を描けるようになったのでしょう。

それでいて、アーロンに

「ホウ…こりゃたまげた… この見事な海図をこのガキが…!?」

と言わせる(ワンピース9巻 第79話)ほどの海図を描けるようになってしまったのですから、ナミは生まれながらにして天才測量士だったわけです。

そして、サイクロンの襲来を予測し、それを目の当たりにしたビビに

「この人は… 元々理論だけで天候を予測してるんじゃないんだ…!! まるで体で天候を感じ取っているみたい……!!!」

「こんな航海士見たことない…」

と思わせた(ワンピース15巻 第130話)ナミの天候の変化を察知する天才的な能力は、まさに生まれつきのもので誰からも教わりようがないものなのでしょう。

天はナミに「測量士としての天才的な才能」と「天候の変化を察知する天才的な才能」という二物を与えたということなのでしょうか?

そうなのかもしれません。しかし、そうではない可能性もあります。

ナミの測量士としての才能と天候の変化を察知する才能は一つのもの?

ナミが海図を描く才能に恵まれたのは

・海の深度

・潮流の変化

・潮位の変化

などを感じ取る能力が人間離れした優れたものだったためではないでしょうか?

そうだとすれば、それらの能力の高さは、ナミの天候の変化を察知する天才的な才能にも直結している可能性が高そうです。

したがって、ナミの「測量士としての天才的な才能」と「天候の変化を察知する天才的な才能」は全く異なる二つのものではなく、密接に結び付き、大元では繋がったものなのではないかとも考えられますね。

続けて『麦わらの一味 ナミ4 ナミが人魚の血をひいていると判明していたら…』をご覧ください

ワンピースネタバレ1118話 鉄の巨人は海に沈んだが…』はこちらから

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