ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究 なぜミンク族と光月家は世界の夜明けを待ち続けているのか?
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ミンク族と光月家が世界の夜明けを待ち続ける理由
世界の夜明けを待つミンク族と光月家
「わしはネコマムシ!!! 世界の夜明けを待つ男!!!」
モコモ公国の夜の王であるネコマムシは百獣海賊団のジャックの前に立ち塞がった時にこう自己紹介(?)していました。(ワンピース81巻 第809話)
そして、モコモ公国・くじらの森の侠客団の団長であるペドロは、タマゴ男爵と戦った時には
「”麦わらの一味”は我が故郷を救ってくれた恩人達 重ねて……いずれ世界を”夜明け”へと導く者達だと おれは信じる!!! あガラらは やがてお前達を超え世界を変える!!!」(ワンピース85巻 第850話)
と、そして、麦わらの一味を無事に出航させるために自らの命を捨てる覚悟をした時にはキャロットに
「おれは思う ルフィ達こそが数百年間 我ら一族と”光月家”が待ち続けた 世界を夜明けへと導く者達だ!!」
と言っていました(ワンピース 第877話)
このペドロの言葉によってミンク族や光月家の者たちが数百年も世界の夜明けを待ち続けてきたということがわかりました。
ミンク族や光月家が世界の夜明けを待つ理由
『麦わらの一味の者たちはDの意志を持っている!?』のページにも書かせていただきましたが、多くの『ONE PIECE』(ワンピース)ファンがそう考えているように「世界の夜明け」とは
●約800年前の世界政府の設立以降ずっと続く天竜人が世界の頂点に立つ時代が終わる
●”支配”のない”自由”な時代が始まる
のことなのではないかと思います。
では、ミンク族や光月家の者たちが「世界の夜明け」を数百年も待ち続けてきたのはなぜだったのでしょうか?
●魚人や人魚を魚として扱うような天竜人が頂点に立つ世界ではミンク族も動物として扱われ、差別される
●鎖国国家のワノ国の開国を願う光月家は、世界が支配のない自由なものとなることも願っている
といった事ももちろん考えられるでしょうが、それ以上に考えられるのは
●光月家は、その名からも想像できるように月と関係があり、Dとも密接に関わってくる一族である
●ミンク族と光月家は、世界政府を築いた者たち(天竜人の祖先)によって滅ぼされた巨大な王国の末裔たちである
といったところになってきますかね。
ワノ国と月・D・巨大な王国の繋がりは?
光月家が月・D・巨大な王国と繋がりを持つ事はほぼ確実だろうと思います。しかし、ワノ国全体が月・D・巨大な王国と繋がりを持っているのかどうかは現時点ではまだ推察しかねます。
ミンク族と契りがあるのが光月家であって(ワンピース82巻 第819話)ワノ国ではない事を考えると、ワノ国全体が月・D・巨大な王国と繋がりを持つわけではないという事も十分考えられるとは思いますが。
ロジャーは世界を夜明けに導くことができなかった
光月おでんがゴール・D・ロジャーの船に乗ることにした(ワンピース82巻 第820話)のは、おでんがロジャーが世界を夜明けに導くことを期待したためだったのではないかとも考えられますね。
ロジャ-が、後に自分の右腕となり、ロジャー海賊団の副船長となるシルバーズ・レイリーと出会った時にいきなり
「おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」
と言ってレイリーを呆れさせていたのも(ワンピース61巻 第603話)彼が世界を夜明けへと導きたいと考えていたためと考えられそうです。
しかし、何らかの理由によって(時に恵まれず、条件が揃わなかったため?)ロジャーは世界を夜明けへと導けなかったのでしょう。
白ひげは世界に夜明けが訪れることを予言していた!?
そして、ロジャーから「”D”ってのは何なんだ」という事を聞かされていた白ひげエドワード・ニューゲートが死に際に言い放った
「あの宝を誰かが見つけた時…… 世界はひっくり返るのさ……!!」
という言葉は
「あの宝を誰かが見つけた時…… 世界は夜明けを迎えるのさ……!!」
と言い換える事ができ、さらにこれを
「ひとつなぎの大秘宝を誰かが見つけた時 天竜人と世界政府が世界を支配してきた時代は終わり、世界は支配のない自由なものになるのさ」
と意訳することができるのではないでしょうか。
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