トの康=康イエの「皆に詫びたい事」と「オロチのバカに言いたき事」とは? ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究
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トの康=康イエの皆に詫びたい事とオロチに言いたき事
トの康=康イエには皆に詫びたい事とオロチに言いたき事がある
丑三つ小僧として捕らえられ、白舞の元大名・康イエだったことが明らかになったトの康は、自らが磔刑(たっけい)にされて死んでいくことを覚悟した上で自分のところに集まった民衆に
「まずは皆に詫びたい事が二つ!!」
「オロチのバカに言いたき事が一つ!!!」
「それを言うたら!!」
「笑ってあの世へ参ろうぞ!!」
と言っていました。(ワンピース 第941話)
このトの康の「皆に詫びたい事」と「オロチのバカに言いたき事」とは、いったい何なのでしょうか?
トの康=康イエが皆に詫びたい事①
カイドウと手を組んだ黒炭オロチが将軍となり、治めるようになってからワノ国の国土は汚染され、多くの民衆は苦しい生活を強いられるようになりました。
ですから、将軍・光月スキヤキに仕える大名であった康イエが「皆に詫びたい事」の一つは「黒炭オロチが将軍の座に就くのを阻止できなかったこと」なのではないかと推察できます。
■オロチが超強者カイドウと手を組んでいた
■将軍の座に就く過程でオロチは非常に汚い手を使っているらしい
といったことを考えますとオロチが将軍の座に就く事を康イエ達が阻止できなかったのは致し方ないことだっただろうと思います。
しかし、それでもトの康=康イエは、オロチが将軍の座に就きワノ国が荒み、多くの民衆が苦しい生活を強いられるようになったことに責任を感じていたのではないでしょうか。
トの康=康イエがオロチに言いたき事とは?
トの康=康イエが皆に詫びたい事②
トの康=康イエが「皆に詫びたい事」の一つが、もしも上記の推察のとおりに「黒炭オロチが将軍の座に就くのを阻止できなかったこと」だったとしたら、もう一つのトの康=康イエが「皆に詫びたい事」とは何でしょうか?
候補として挙げられそうなのは
①オロチが将軍の座に就いてからの20年の間、苦しい生活を強いられた者達に何もしてあげることができなかった
②カイドウとオロチに対し反逆の意志を持ち、戦いを挑もうとしている者達がいるのに自分は一緒に戦うことができずに死んでいくことになってしまった
といったところでしょうかね?
トの康=康イエは丑三つ小僧となり、大金持ちから盗んだ金を貧乏長屋にまくことによって苦しい生活を強いられた者達を助けていましたが…
もしも、トの康=康イエが「皆に詫びたい事」の一つが①だったとしたら、彼は丑三つ小僧として自分がしてきた事くらいでは苦しんでいる庶民達を救うことなど全然できていなかったと思っていたということになりそうです。
トの康=康イエがオロチに言いたき事
トの康=康イエは既に自分が殺されることを覚悟し、康イエを下ろすように役人に訴えかける者達にむかって
「ムダじゃ皆の衆 オロチはわしを逃がしはせぬ!!」
と言っています。(ワンピース 第941話)
ですから、トの康=康イエは自分が今更何を言っても民衆が何を訴えようとオロチが悔い改めることなどないと承知しているはずです。
その上でオロチに対して「言いたき事」なのですから、それが
■ワノ国に暮らす人々のためになる政(まつりごと)を行うようにという説得
■オロチの治世がワノ国を疲弊させていることを説く
といった類のことではないことはまず間違いないはずです。
となると、トの康=康イエがオロチに対して「言いたき事」として考えられるのは「反乱の意志を持つ者達が戦いを挑むことによってカイドウとオロチによる支配が必ず終わることになる」ということなのではないでしょうか?
白ひげエドワード・ニューゲートが
「いつの日か その数百年分の”歴史”を全て背負って この世界に戦いを挑む者が現れる………!!!」
「センゴク… お前達「世界政府」は… いつか来る…その世界中を巻き込む程の”巨大な戦い”を恐れている!!!」
「興味はねェが… あの宝を誰かが見つけた時… 世界はひっくり返るのさ……!!」
「誰かが見つけ出す その日は必ず来る… ”ひとつなぎの大秘宝”(ワンピース)は実在する!!!」
と言い残して死んでいった(ワンピース59巻 第576話)のと少し似ているかもしれませんね!
もっとも私Mは、白ひげと違いトの康=康イエは生き延びるのではないかと予想していますが……どうなるでしょうか?
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