傳ジローが全ての愚かな大人達を見下すのはなぜ?

羅針盤イラスト

傳ジローが全ての愚かな大人達を見下すのはなぜ? 目次

傳ジローが心の声で「全ての愚かな大人達を見下すおれ」と言っていた

ワンピース第961話のワノ国過去編の中で41年前の少年・傳ジローが、光月おでんのことをキラキラと目を輝かせて見ながら

「こ… 光月おでんだ………!! 本物だ…!! 全ての愚か大人達を見下すおれが唯一尊敬する男…!!」

と心の声で言っていましたね。

このことによって41年前の傳ジローが、光月おでんのことを尊敬していたということと同時に…

全ての大人達のことを愚かだと思い、見下していたことが明らかになりましたね。

では… 傳ジローはなぜ「全ての愚かな大人達を見下す」ようになったのでしょうか?


※ワノ国過去編が始まった第959話が掲載された週刊少年ジャンプ2019年47号には「時は39年前-」と記されていましたが…

「ONE PIECEスタッフ公式Twitter」でジャンプ発売日に「39年前」は誤りで正しくは「41年前」と訂正されていました。

傳ジローが全ての愚かな大人達を見下す理由

波間に見える富士山の浮世絵風イラスト

傳ジローが全ての愚かな大人達を見下す理由① 生い立ち

傳ジローが「全ての愚かな大人達を見下す」ようになった理由としてまず真っ先に思い浮かぶのは、「身なし子」(ワンピース 第960話)だという彼の生い立ちですかね。


※「身なし子」というのは見かけない漢字表記ですが… 「身寄りのない子」=「みなしご」のことをワンピース作品中では「身なし子」と表記するものなのだと解釈しておきましょう。


■自分を「身なし子」という立場にしてしまった親などの大人を恨み、「大人=愚か」と思い込むようになった

■「身なし子」であるために苦労をしてきた傳ジローは、その苦労を自分に強いた社会を構成している大人のことを愚かな者として見下すようになった

のどちらか、あるいは両方が、傳ジローが「全ての愚かな大人達を見下す」ようになった理由なのかもしれませんね。

傳ジローが全ての愚かな大人達を見下す理由② 自分の頭がいいため

傳ジローが道具屋から30銀をチョロまかしていた方法は

■吉四六の「とんち話」の「甕の値段」という話

■落語の「壺算」「壺算用」(元になったのは吉四六の「とんち話」の「甕の値段」という話)

そのものでしたが…

あのような方法で大人から見事に金をチョロまかしてしまい、また古文書なども読み、相当な知識も持っていそうな傳ジローの頭がいいことは間違いありません。

で、自分の頭がいいために他の者達がバカに見えてしまい… その結果、傳ジローは「全ての愚かな大人達を見下す」ようになったのかもしれませんね。

傳ジローが全ての愚かな大人達を見下す理由③ ワノ国のあり方に疑問を持っていたため

傳ジローが光月おでんのことを尊敬しているのは、もしかしたら…

■おでんがワノ国がずっと鎖国を続けているのを疑問に思っていること

■おでんが鎖国を続けるワノ国から国外に出ようとしていること

を知っていたためなのかもしれません。

もしも、おでんと同様に傳ジローも鎖国をずっと続けていることなどワノ国のあり方に疑問を持っていたとしたら、それは十分に考えられることだと思います。

そして、その場合… 鎖国をずっと続けていることなどのワノ国のあり方を特に疑問に思うこともなく生きている大多数の者達のことが傳ジローにはバカに見えて仕方がなかったかもしれませんね。

傳ジローが「全ての愚かな大人達を見下す」ようになったのは、そのためだったのかもしれません。

【2019年11月3日】

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