ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究 サンジとジャッジの奇妙な関係について考える
ワンピース考察・研究 麦わらの一味 サンジ7
サンジとジャッジ 父子の奇妙な関係についての考察
なぜジャッジはサンジをビッグ・マム海賊団から助けたのか?
ジェルマ王国の国王にしてジェルマ66の総帥であるジャッジは、ホールケーキアイランド編の中でサンジや麦わらの一味の者達を二度にわたって助けています。
お茶会(結婚式)を利用してのビッグ・マム暗殺が失敗に終わった時、そして、サウザンドサニー号がカカオ島近海でビッグ・マム海賊団の艦隊に追い詰められていた時です。
一度目のビッグ・マム暗殺が失敗に終わった時は、体内にサンジやルフィ達を入れた状態のベッジを逃がすための時間稼ぎをジャッジが買って出たわけですが、まあ、これについては、その理由を納得できます。
ジャッジは
「”出来損ない”に……!! 借りなど作らない!!」
と言っていましたし、サンジもジャッジ達と一緒に時間稼ぎをしようとしたルフィを止めながら
「あいつらなりのケジメだ」
と言っていました。(ワンピース87巻 第870話)
過去にとらわれて、実の家族をみすみす死なせてしまったら「父親(ゼフ)が悲しむ」という理由でサンジは、ビッグ・マムに罠にかけられたジャッジ達を助けました。
ですから、その借りを返すためには、ジャッジはサンジを助けなければならなかったですからね。
しかし……ベッジを逃がすための時間稼ぎをした事で借りを返したはずのジャッジが、もう一度サンジを助けたわけですが……これは、なぜだったのでしょうか?
ジャッジはサンジが失敗作ではなかったと気づいた!?
サンジを二度目に助けた時(ビッグ・マム海賊団の艦隊に追い詰められていたサウザンドサニー号を援護した時)にジャッジは
「サンジはジェルマの失敗作だ!!! 皮膚も盾とならず メシ炊きに従事し 王家のプライドもない!! つまらぬ情に流され 弱者の為に命を危険に晒す様な脆弱な精神!! 兵士としてあまりに不完全 出来損ないが その男だ!!!」
とサンジのことを言い、そのサンジを連れ戻すためにビッグ・マムのナワバリにやって来た理由をルフィに問おうとしていました。
このジャッジの言葉を聞いて、ルフィはサンジに
「びっくりした 何であいつ 急にお前のいいとこ全部言ったんだ?」
と言っていましたが(ワンピース89巻 第899話)……
ジャッジは、自分が失敗作として見放したサンジが、仲間達から絶対に必要な存在とされるようになった事に驚き……さらには、サンジが実は失敗作ではなかった事に気づいていたのかもしれませんね。
そして、失敗作ではなかったサンジと彼のことを必要とする仲間達を死なせるわけにはいかないと思い、サウザンドサニー号を救った……違うでしょうかね?
それが全てではないにしても、ジャッジがサンジを助けることにした理由の何割かは、実はそういう事だったのではないでしょうか。
もちろんジャッジは、そんな事は絶対に認めないでしょうが。
ジャッジの心をレイドスーツから読み解く
ジャッジがサンジ用のレイドスーツを作っていた理由
サウザンドサニー号がビッグ・マムのナワバリを抜けた後、サンジ用のレイドスーツが作られていた事が明らかになりました。(ワンピース 第903話)
レイドスーツが収納されたカプセルをカカオ島でルフィのポケットに入れたのはニジだったようですが……サンジ用のレイドスーツを作らせたのは、やはり科学者でもあるジャッジなのでしょうか?
そうだとすれば、サンジ用のレイドスーツを作らせておいたのは、ジャッジが実はサンジのことを我が子だと思っていた証拠なのかもしれませんね。
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