ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究 サウザンドサニー号という名は世界を夜明けへと導く者たちの船に相応しい
ワンピース考察・研究 サウザンドサニー号1
世界を夜明けへ導く者の船に相応しいサウザンドサニー号という名
麦わらの一味が「世界を夜明けへと導く者達」だと確信していたペドロ
『ONE PIECE』(ワンピース)第877話『”甘くない”』でペドロがキャロットに
「おれは思う ルフィ達こそが数百年間 我ら一族と"光月家"が待ち続けた 世界を夜明けへと導く者達だ!!」
と言った後で自らの命を捨ててもルフィ達を出航させようとする行動に出たことによって、「夜明け」というキーワードへの注目度が上がっていますね。
「夜明け」はずっと昔から『ONE PIECE』のキーワードだった
注目度が最近上がっている「夜明け」という言葉は、ずっと以前から『ONE PIECE』(ワンピース)の重要ワード・キーワードでした。
なにしろ『ONE PIECE』(ワンピース)第1話のサブタイトルが『ROMANCE DAWN(ロマンスドーン)ー冒険の夜明けー』で、2年の時を経て再集結した麦わらの一味が新世界に向けて出発する第601話のサブタイトルが『"ROMANCE DAWN for the new world"(ロマンスドーン フォー ザ ニュー ワールド)ー新しい世界への冒険の夜明けー』になっていたくらいですからね。
ですから、「夜明け」という言葉は『ONE PIECE』(ワンピース)の物語が始まった時から重要ワード・キーワードだったと言っていいでしょう。
それどころか、『ONE PIECE』(ワンピース)のプロトタイプとなった2本の読み切り作品(1本目は「週刊少年ジャンプ増刊1996年Summer Special」に2本目は「週刊少年ジャンプ1996年41号」に掲載)のタイトルが、いずれも『ROMANCE DAWN』でしたから、「DAWN=夜明け」は『ONE PIECE』(ワンピース)の物語が始まる以前から既に『ONE PIECE』(ワンピース)の重要ワード・キーワードになっていたと言えるかもしれませんね。
麦わらの一味が世界を夜明けへと導くのを期待する者たち
『麦わらの一味の者たちはDの意志を持っている!?』のページにも書かせていただきましたが、ペドロだけではなく、イヌアラシやネコマムシも麦わらの一味の者たちを世界を夜明けと導く者たちだと思っているはずです。
なにしろイヌアラシとネコマムシは、麦わらの一味のことをロード歴史の本文(ポーネグリフ)を必要とする程の者たちと見込んでいるわけですからね。(ワンピース83巻 第830話)
そして、ルフィのことをゴール・D・ロジャーの意志を継ぐ者と見込んでいるであろうシャンクスとシルバーズ・レイリーもまたルフィが麦わらの一味の仲間たちとともに世界を夜明けへと導くのを期待しているのではないでしょうか。
世界を夜明けへと導く者たちの船の名がサウザンドサニー号になったのは偶然だったのか?
麦わらの一味は、いつの日か必ず世界を夜明けへと導くのでしょうが……彼らの船のサウザンドサニー号という名は、世界を夜明けへと導く者たちの船にはピッタリなものですね。
「サウザンドサニー」という名は、船首のライオンを太陽と勘違いしたアイスバーグが「過酷なる”千の海”を”太陽”の様に陽気に超えていく船」という意味で考えたもので、フランキーは本当は「ライオンギャングチャンピオン号」という名にしたかったようです。(ワンピース45巻 第439話)
船首のライオンが太陽と勘違いされたことから生まれたサウザンドサニー号という名前ですが、世界を夜明けへと導く者たちの船の名に「日が照る」「日が当たる」「太陽のような」という意味の「サニー」という言葉が入っているということには何か運命的なものを感じます。
「サウザンドサニー」という名を聞いた時に麦わらの一味の者たち(フランキーを除く)が、皆すぐにその名を気に入っていたのが、まさか彼らが、自分たちが世界を夜明けへと導くようになる事を予感していたからだとまでは思いません。
しかし、世界を夜明けへと導く者たちの船に「日が照る」「日が当たる」「太陽のような」という意味の「サニー」という言葉が入っていたのが、ただの偶然だとも思えませんね。
続けて『サウザンドサニー号2 959話でサウザンドサニー号は爆破されたの?』をご覧ください
『ワンピースネタバレ1118話 鉄の巨人は海に沈んだが…』はこちらから
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