ワンピースのロジャーは自分が世界をひっくり返せないと知っていた？

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ロジャーは自分が世界をひっくり返せないと知っていた!?

ロジャーが子供の頃のペドロにかけた気になる言葉

ゴール・Ｄ・ロジャーは、光月おでん・イヌアラシ・ネコマムシと一緒にロジャーの船に乗りたいと願っていた子供時代のペドロに

「小僧！　お前はまだ待機だ!!」

「おれの時間には限りがある!!　－いいか人には必ず「出番」ってものがあるんだ!!」

と言っていたことがわかりました。（ワンピース　第878話）

このロジャーの言葉は、非常に意味深なものでなかなか解釈するのが難しいものだと思いますが……当サイト『ワンピース考察・研究』管理人の私Ｍなりの推察は以下のようなものです。

ロジャーはペドロに出番が回ってくることを知っていた!?

『麦わらの一味の者たちはＤの意志を持っている!?』や『ミンク族と光月家が世界の夜明けを待ち続ける理由』のページにも書かせていただいたように光月家やミンク族は世界の夜明けを何百年も前から待ち続けています。

そして、シルバーズ・レイリーに出会った時にいきなり「おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」と言っていたロジャー（ワンピース61巻　第603話）の「世界をひっくり返さねェか」という言葉は「世界を夜明けに導かねェか」というのと同じ意味だろうと私Ｍは思っています。

そして、光月おでんがロジャーの船に乗ることを承諾したのもロジャーが、世界を夜明けに導きたい（世界をひっくり返したい）と思っていることを知っていたからこそだろうとも私Ｍは思っています。

しかし……ロジャーがペドロに「お前はまだ待機だ」と言った上で「おれの時間には限りがある」「人には必ず「出番」ってものがあるんだ」と言っていたとなりますと【ロジャーは時間に限りがあるために世界を夜明けに導く（世界をひっくり返す）ことが自分にはできない】と知っていたのではないかと思えてきますよね。

ただ、だからといって【ロジャーは時間に限りがあるために世界を夜明けに導くことが自分にはできないと、おでんたちを自分の船に乗せる前から知っていた】という結論は当サイト『ワンピース考察・研究』では出しません。

なぜならば、【ロジャーは時間に限りがあるために世界を夜明けに導く（世界をひっくり返す）ことが自分にはできない事もあり得ると覚悟はしていた】が【最後の最後まで世界を夜明けに導く（世界をひっくり返す）ことに挑み続け、それでも駄目だったら、自分の意志を継ぐ者に期待しようと思っていた】という事も考えられると思うからです。

ロジャーがペドロにかけた言葉の真の意味

もしも、上記の推察が正しく、ロジャーが自分で世界をひっくり返せない事もあり得ると覚悟しながらも、できれば自分で世界をひっくり返したいと思いながら、おでん達を自分の船＝オーロ・ジャクソン号に乗せ、最後の航海に出たのだとしたら、子供時代のペドロにかけた「小僧！　お前はまだ待機だ!!」「おれの時間には限りがある!!　－いいか人には必ず「出番」ってものがあるんだ!!」という言葉の持つ真の意味は

「ペドロ！　お前はおれが世界をひっくり返せなかった時のために待機していてくれ!!」

「おれの時間には限りがある!!　だからおれはもしかしたら世界をひっくり返せねェかもしれねェ!!　その時は今度はお前の出番だ!!　お前はおれの意志を継いで世界をひっくり返そうと……世界を夜明けへと導こうとするヤツのために力になってやってくれ!!!」

というものだったという事になるはずです。そして、これこが、当サイト『ワンピース考察・研究』管理人Ｍのロジャーの言葉の解釈です。

もしも、この解釈が正しかったとしても、子供の頃のペドロには、このロジャーの言葉の真の意味をすぐに理解する事は、おそらくできなかったでしょう。

しかし、成長し、ロジャーの言葉の真の意味を理解したペドロは、ロジャーの意志を継ぐ者で「世界を夜明けへと導く者達」だと確信したルフィと麦わらの一味の者たちのために役立てる時こそが自分の「出番」だと信じていたのでしょう。