ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究 なぜシャンクスはトレードマークだった麦わら帽子をシンボルマークにしなかったのか?
ワンピース考察・研究 四皇 シャンクス6
シャンクスが麦わら帽子をシンボルにしなかった理由
麦わら帽子はシャンクスのトレードマークだった
シルバーズ・レイリーは、シャボンディ諸島のシャクヤクの店でルフィにシャンクスのことを話していた時に
「10年程前か… この島でばったりあいつと会ってな トレードマークの麦わら帽子と…左腕が失くなってた」
と言っていました。(ワンピース52巻 第506話)
シャンクスがロジャー海賊団で海賊見習いをしていた頃から麦わら帽子を被っていたことはわかっていましたが(ワンピース3巻 第19話)やはり彼のトレードマークが、その麦わら帽子になっていた事が、これで確認できました。
トレードマークの麦わら帽子をシンボルマークにはしなかったシャンクス
しかし、シャンクスは、その自らのトレードマークとなっていた麦わら帽子を自分が率いる海賊団=赤髪海賊団のシンボルマークの中には入れようとはしなかったわけですよね。
赤髪海賊団のシンボルマークのドクロには、シャンクスの左目にある三本傷が描かれてはいますが、このドクロは麦わら帽子を被ってはいませんでしたからね。
ゴーイング・メリー号を手に入れ、ルフィが海賊旗を描いた時、下手クソな絵ながらも、そこに描かれたドクロがシッカリと麦わら帽子を被っていて、ウソップによって描き直された海賊旗もシッカリ麦わら帽子を被っていた(ワンピース5巻 第42話)のとは大違いです。
ルフィにとって麦わら帽子は、恩人であり目標であるシャンクスから
「この帽子をお前に預ける おれの大切な帽子だ いつかきっと返しに来い 立派な海賊になってな」
と言われて預かった(ワンピース1巻 第1話)「シャンクスとの誓いの帽子」(ワンピース3巻 第18話)であり、「大切な宝物」(ワンピース2巻 第9話)です。
しかし、シャンクスにとっても麦わら帽子は、ロジャー船長から貰った(あるいは、やはり預けられた?)特別なモノであり、大切な宝物だったはずなのです。
だからこそルフィに麦わら帽子を預ける時に「おれの大切な帽子」と言っていたわけですが。
それでも、シャンクスが自分のトレードマークにまでなっていた大切な麦わら帽子を自分が率いる海賊団のシンボルマークには入れようとしなかったのは、なぜだったのでしょうか?
シャンクスはルフィと出会う以前からロジャーの意志を継いでくれそうな者と出会ったら麦わら帽子を預けるつもりだったのか!?
シャンクスが、自分が率いる海賊団のシンボルマークの中に自分のトレードマークになっていた麦わら帽子を入れなかったのは、ルフィと出会う前から麦わら帽子を誰かに預ける事もあると想定していたためとは考えられないでしょうか?
もしも、ロジャーの意志を継ぎ、ロジャーが果たせなかった事を果たしてくれる可能性を感じさせる者と出会うことがあったら、麦わら帽子を預けることにしよう……シャンクスが、そう考えていたのだとしたら、自分の率いる海賊団のシンボルマークに麦わら帽子を入れようとしなかった事が全く不思議ではなくなってきます。
自分がいつまで麦わら帽子を被っているかわからない状態で、自分が率いる海賊団のシンボルマークの中に麦わら帽子を入れる気にはなれなかったでしょうからね。
そうだとすれば、ロジャーの果たせなかった事を果たすまでは、ルフィは、シャンクスに麦わら帽子を返しには行けないという事になってきますね。
続けて『四皇 シャンクス7 シャンクスとルフィが再会する時に何かが起きるのか?』をご覧ください
『ワンピースネタバレ1118話 鉄の巨人は海に沈んだが…』はこちらから
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