赤鞘九人男の強さは本当に規格外だったのか？　ワンピース作品中の謎を徹底的に考察・研究

赤鞘九人男の強さは本当に規格外だったのか？

赤鞘九人男の強さは本当に規格外だったのか？　目次

赤鞘九人男の強さをオロチは規格外と言っていたが…

ワンピース第960話～第962話の過去編で光月おでんと錦えもん、傳ジロー、イゾウ、菊の丞、カン十郎、雷ぞう、アシュラ童子との出会いが描かれ…

おでんが彼らのことを自分の家臣にするところも描かれていましたが…

後に「赤鞘九人男」と呼ばれるようになる彼らの強さはどのくらいのものだったのでしょうか？

黒炭オロチがオロチ城での宴会の席で

「おでんが家来「赤鞘九人男」の規格外の強さを憶えておるか!!?」

と言っていたことがありましたが…（ワンピース93巻　第932話）

彼ら赤鞘九人男達は本当に規格外の強さ（武の力・戦闘能力）を有しているのでしょうか？

規格外の強さを赤鞘九人男全員が持っていた？　そうではない？

光月おでんは強者を集めていたわけではない！

第960話～第962話では、光月おでんはまだ河松、イヌアラシ、ネコマムシとは出会っていませんでしたが…

おでんの家臣となり後に「赤鞘九人男」と呼ばれるようになった者達が、けっして強さ（武の力、戦闘能力）が秀でた者達だったというわけではなく…

光月おでんという破天荒な侍に魅せられ、彼についてきた者達だったということがわかりました。

無法の地となっていた九里で悪党共の頂点に君臨し、「怪物」「鬼」と呼ばれていたアシュラ童子（ワンピース　第962話）が相当な強者であったことは間違いありませんし…

くの一にフラれたために「お庭番衆」を辞めていた雷ぞうも天才忍者ではあったようですから、かなりの強者ではあったでしょう。

また、侠客・花のヒョウ五郎が手下の者達に「お前らよりも強ェ!!」と言っていた錦えもん（ワンピース　第960話）もそこそこ強かったものと思われます。

ですが…　傳ジロー、イゾウ、菊の丞、カン十郎が秀でた強さ（武の力、戦闘能力）を元々持っていたようには思えませんよね。

赤鞘九人男達は立場に合わせて強さを磨いた!?

『イゾウと菊の丞（お菊）は兄弟で舞踊家元の子』のページに

と書かせていただきましたが…

後に白ひげ海賊団の16番隊隊長となったイゾウ、ワノ国一の美青年剣士と呼ばれるようになった菊の丞（ワンピース94巻　第948話）と同様に傳ジローやカン十郎も「おでんの家臣」となってから、その立場に相応しい強さを持とうと努力したのではないでしょうか。

そして…　多くのワンピースファンが予想しているとおりに傳ジローが狂死郎だった場合には…

ゾロと互角に戦った（ただし、ゾロは二刀でしたが　ワンピース94巻　第944話）わけですから傳ジローはメチャクチャ強く…　それこそワノ国でもトップクラスの剣士になっていたということになりますね！

また、そこそこの強いチンピラでしかなかった錦えもんも「おでんの家臣」となってから狐火流の剣術を学び、炎を斬ることができるようになったのでしょう。

赤鞘九人男全員の強さが規格外ではない!?

とはいえ…　赤鞘九人男と呼ばれた男達全員が「規格外」と言うほどの強さを持っていたのかとなると、それは疑問ですね。　

百獣海賊団の大看板ジャックと互角に戦ったイヌアラシ、ネコマムシ、アシュラ童子は文句なしに規格外の強さを持っていそうですし…

白ひげ海賊団の隊長となったイゾウ、侍であり最強の力士だったという河松の強さも規格外と言えるものなのかもしれませんが…

赤鞘九人男全員の強さが「規格外」と言えるほどのものだとは思えません。

それにもかかわらずオロチが赤鞘九人男達の強さを「規格外」と言ったのは…

■アシュラ童子などの何人かの強さの印象が強烈に残っていた　

■オロチ自身の強さが低レベルであるために赤鞘九人男達の強さが「規格外」に見えてしまった

のどちらか、あるいは、その両方だったのかもしれませんね。

また…　オロチは「赤鞘九人男」というチーム全体の強さを「規格外」と言っていたのであって、彼らの個々の強さを「規格外」と言っていたのではないとも考えられそうですね。

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